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2015年11月25日 (水)

制度と質。

毎週一回、自然食糧店美味さんから新鮮な野菜を届けていただいてます。そこにいつも添えられている店主手書きの美味レター。

これは先週号です。
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読みにくい方もいると思いますので一部抜粋します。
有機肥料の偽装が発覚してとても残念です。
私が35年前に店を始めた頃、有機という言葉もあまり知らせておりませんでした。私たちは全国の有機農産物をつくる生産者を訪ね、一番初めに見せていただくのは「たい肥小屋」でした。自前の有機肥料を天地返して土作りをしている姿をみてきました・・・・

・・・数年前に「有機認証制度」ができた事も農家の方の負担になりました。
アメリカのように広い土地で少ない品目を大量につくる農産物にはいい制度かもしれませんが、日本のように狭い土地で多品目をつくる農業にはこの制度は苦しめる制度になってしまいます。
毎年この認証を受ける為には多額な費用がかかるのです。この認証制度の検査を受けなければ有機農作物として店頭で表示することができません。
昔から土作りをして素晴らしい有機農産物を作っていたとしても、この制度が邪魔をします。
・・・・どうぞ認証マークだけに惑わされることがないようご理解いただきますようお願いいたします。



「家づくりも同じだ・・」そう思った。

日本の木の家をまっとうに建てている地元工務店が、制度に押しつぶされそうになっている・・そんな話を昨日もしたばかり。
家族、環境の健康性を追求していこうとするなら、日本の木の家づくりが大切にされるべきだし、私はそれを「流れる空気」で守りたい。






京王線井の頭公園駅前のカフェ&ギャラリー「宵待草」
11月29日(日)、ここで長寿命な家を考えるセミナーをします。
流れる空気で日本の木の家を守る、とは? 

長寿命な家を考える 200年住宅とPAC工法
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2015年11月20日 (金)

アトピーにも家族にも優しい家を。

Yさんはアトピーです。年に何度か体調を崩されて寝込んでしまうことがありました。

そのYさんから
「実家をリフォームして両親と娘と、三世代で暮らすことにしました!」
と連絡をいただいたのは二年前のこと。
・両親のいる居間が暗いので、もっと暖かくて明るい空間にできないか
・年頃の娘には個室が必要
・室内はできるだけ自然素材を使い、身体の負担にならないように。
・夏は2階がとても暑いので屋根の断熱工事をしっかりと
・ふだんは二世帯の暮らしを分け、何かあれば互いに行き来できる距離感を
そんなご要望でリフォームさせていただいたのがこの家です。
 
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瓦屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えました
外張り断熱とし、小屋裏空間に流れる空気を確保しました。


リフォームで断熱工事をする時、常に心がけているのは空気の流れです。
断熱や気密の施工を中途半端に行えば木材の呼吸を止めてしまうことにもなりかねません。

リフォームすることでかえって家の寿命を縮めてしまうことにならないよう、
「土台、柱、梁など、家を支える構造材が呼吸できるか?」
「これで空気は流れるか?」

それを意識しながら計画を立てます。
室内の壁に漆喰を塗るとか、木を張るかということより実は大切で、家づくりの本質です。




このお宅では、耐震診断に基づく構造補強も実施しました。
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リビングの床はナラのフローリング。現しにした古い梁がアクセントになっています。
梁に下げたハンモックは娘さんが日常使うくつろぎの場所。

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キッチン背面に設けた楕円形のカウンターはとても重宝してますと好評です。


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ここはお父さんがいつも新聞を読んでいる処です。
吹き抜けが出来て、明るく風通しもよくなりました。
二本の梁も既存です。

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寝室も天井いっぱいまで光を取り入れられるように。

 
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二階共用スペースのヒノキフローリング。
足ざわりが優しく、時と共に深まる味わいが楽しめる材料です。

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ご家族どうぞ健やかに
そしてこれからも思い出をたくさん重ねてくださいますように。



11月29日(日) 井の頭公園駅前にて家づくりセミナーがあります
200年住宅とPAC工法のお話




2015年11月12日 (木)

伊豆高原のサロン7周年記念

『あとからくる者のために』
                    
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ

あとからくる者のための
しんみんよ お前は
詩を書いておくのだ

あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ

ああ あとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとから続いてくる
あの可愛いものたちのために
未来を受け継ぐものたちのために
みな 各々自分でできる何かをしてゆくのだ


これは世界が平和になることを念じて詩を書き続けてこられた坂村真民さんの詩です。
そしてこの詩を私に教えてくださったのは、
サロン「ラピス」オーナーの梅田和江さん。7年前に伊豆高原でサロン併用住宅を建てられた建て主さんです。


そして今日はその
サロン「ラピス」の7周年記念イベントでした。
お招きいただき
久しぶりに伊豆高原へ行ってきました。


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サロン入口に建立された書碑「無条件の祈り」。
世界が平和になることを念じ詩を書き続けられ、愛を中心に生きる実践をされた坂村真民先生の志を継いでここで広く伝えて行きたいと梅田さんはお話されてました。




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朴の木(ほおのき)の植樹  花言葉は「誠実な友情」





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7周年記念に集まった方々へご挨拶している梅田さん。
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築7年の室内の様子。
無垢の床や天井、建具がますます落ち着いた色に。
キッチンやリビングの漆喰壁の汚れも全く気になりませんでした。



お昼は玄米おにぎりと野菜の重ね煮お味噌汁、差し入れいただいたいなり寿司や寒天のデザートなどたくさんのお料理で、そしてお三時には抹茶と和菓子でおもてなしいただきました。御馳走様でした。
そして、演者の皆さんたちによる心を打つコンサート、素晴らしかったです。


愛する者たちのために
あとからくる者たちのために
未来を受け継ぐものたちのために
自分ができることをひとつひとつ。




2015年11月 7日 (土)

シェアハウスで空き家を活用

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親が持っている空き家をどうしよう・・
二階の空き部屋を賃貸にできないかな・・
古いアパートが埋まらない・・

そんな悩みの解決策の一つとして、今シェアハウスが注目されています。


~シェアハウス~
シェアハウスは一つの家のリビングやキッチン、バスルームなど共用して他人同士が暮らす新しい住まいのカタチ。

アパートに比べてグレードの高い設備や広いリビングを安い家賃で使える、リビングでの交流やイベントを楽しめる、家具や家電を持たなくてすむ、一人で住むより安心。
こうしたメリットがシェアハウスの人気の理由だろう。TVドラマの放映によりさらに認知度も上がった。
なかには、都心のど真ん中のシェアハウスに住みながら、「友達以上家族未満」の関係の中で人脈をつくり、しっかり貯金、将来の起業にむけて準備をしているOLもいるようだ。


もし空家をリノベーションしてシェアハウスとして活用する場合、都心の駅に近い立地ならそれほど時間をかけずに、おそらく部屋は埋まります。(もちろんシェアハウス運営を熟知した専門家による設計は必要)

問題は郊外、駅から離れた立地の場合。

初めに市場調査。そのエリアでシェアハウスの需要があるかどうかを調べます。
そしてどのくらいの収入が見込めるか、見込み収益とリノベーション費用のバランスは?
ローンを利用する場合は返済計画とキャッシュフローは? などの検証が必要です。



シェアハウスへの転用のご相談、空き家の活用に悩まれている方がいらっしゃいましたらお知らせください。シェアハウス運営実績のある専門家もいます。

お問い合わせご相談はこちらからどうぞ




駅から離れた場所でも、他にないコンセプトを立てることでシェアハウス運営が可能になる場合があります。(それぞれノウハウが必要です。詳細はご相談ください)
pencil「大きなキッチンと、畑があるシェアハウス」
軒先の畑で季節の野菜づくりやハーブを楽しんでもらう。
オーブンのあるキッチン、そしてリビングがあれば、アパートでは出来なかった料理やケーキ作りも楽しめるし、家で仲間とパーティだって可能になります。
pencil「古い民家のシェアハウス」
高齢者が大きな家で一人暮らしをしている場合、その一部をシェアハウスに設え直して若者たちに開放するのはいかがでしょうか。褐色に色づいた民家の床や柱、眠っていた建具や家具が再生します。
時々みんなで集まって、「大家さんが話す昔話の会」など催してもいいかもしれません。
(私は興味がありますね、人生の大先輩から聞く昔の話)。
pencil「犬(猫)専用のシェアハウス」
愛犬(猫)家にとって、ペットは家族です。リビング玄関先の足洗い場や水飲み場、ペット専用の床や壁材、広い土間やリードを掛けておけるフックなど、快適に暮らせる設えは本当に嬉しいものです。
ペットは飼ってないけれど動物が好きだから、という理由で現にペットシェアハウスに住んでいる住人もいます。

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