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2012年5月 5日 (土)

無垢フローリングと結露

藤が綺麗な季節です。
藤と言えば幼少の頃・・・・実家の庭にあった藤の花を折って「舞妓さん~」なんて髪につけて遊んでいたら、「お前か!どうも最近減ってる様な気がしたんだ!」と、父にものすごく怒られたことを思い出しました・・



さて、先日、築8年になる川崎の入居者Sさん宅を訪ねました。ご家族5人が二世帯で暮らされているお宅です。そこで非常に興味深いお話を聞きました。
Sさんのお宅の床は一階がクリ、二階がサワラ。もちろん無垢のフローリングです。
一階はダイニングテーブルやソファーもあり、出入りの頻度も高いので傷になりにくく強いものを、二階はプライベートな空間でもあるので優しさを優先して選ばれた素材です。
壁と天井は漆喰です。


3年前、Sさん宅にワンちゃん(フラットコーテッド・レトリーバー)がやってきました。

一階には共有のダイニングキッチンやリビング、ご両親の畳の寝室があり、またそこで裁縫道具を出すことも多いことなどから、階段を上がったところにドックフェンスを設け、お散歩の時以外ワンちゃんの居場所は2階に限定されたそうです。

ただ2階の床はサワラ。すぐに傷だらけになってしまったため、Sさんがコルクタイルを購入され床全面に敷き詰めたところ、室内に異変が起こったそうです。

何が起こったと思いますか?


窓の結露です。


吸放湿していた床を呼吸できない材料で覆ってしまったため、行き場のなくなった水蒸気が窓に結露を生じさせたのです。

『無垢のフローリングがこんなに呼吸していると思わなかった。建築の時、犬を飼うことを想定していなかったから』とSさん。

このお宅の壁と天井は漆喰、現わしの無垢の化粧柱や梁もあります。吸放湿している表面積は相当あるにもかかわらずこれだけ顕著に現れるのですね。
いかに一つ一つの材料が複合的に作用し合って、室内の環境を平準化してくれているかがとてもよくわかるエピソードです。
私たちが声を大にして、内装下地や内装仕上げ材に吸放湿性を、透湿性を、といい続けている理由の一つです。



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久しぶりにお話させて頂いたご主人は、8年前と変わらず優しくて誠実で熱い方でした。




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私たちが到着するとすぐにお出かけになられたおじいちゃま、おばあちゃま、長女のHちゃん。
「おじいちゃん、行くよ♪」 
「はいはい♪」

打ち合わせのために気を使ってくださったのでしょう。ありがとうございました。


二世帯住宅の間取り(事例1)でSさんの間取りをご紹介しています
http://www.passive.co.jp/two/index.html


窓の結露について
http://www.passive.co.jp/live/question/colum01.html

※但し、窓の結露は見えるし、拭けば一時的には解消されます。
建築で重要なのは壁の中や小屋空間など躯体内の湿気対策です。
施工中雨に濡れても水を含まない断熱材、断熱材を貫通する配管や金物周辺の熱橋被覆と気密の確保、気密施工を確保しつつ構造材を流れる空気に触れさせる、躯体内の要所に用いる吸放湿性能のある建材など、長い実績の中で構築してきたPAC独自の技術を是非建築現場でご確認下さい。

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