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2012年5月26日 (土)

構造見学会の見どころはここ!

6月10日(日)に構造見学会場となる埼玉の現場へ行ってきました。

「構造見学?工事中を見てもよく判らないから・・」と言う方がいらっしゃいます。
でも建築現場は建築会社の理念や技術力が確実に現われる場所です。一度は見学された方がいいと思います。

「でもどこを見たらいいの・・」という方へ、今日はPAC住宅の見どころの一部をご紹介します。


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銀色に見えているのは断熱材。断熱性能トップクラスの硬質発泡ウレタンボードです。
その断熱材の上に縦ラインで見えているのは集熱通気層を形成するための胴縁。胴縁は専用ビスを用いて構造材とガッチリ締結させ、外壁荷重を支えます。




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大工2名で内装下地施工中。
家が完成したら見えなくなってしまうところですがきわめて重要な工程です。
室内の壁や天井を美しく仕上げるために、流れる空気を止めない様に、そして断熱欠損や熱橋を作らない様に。




【流れる空気の確保のために】

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一階の天井を見上げたところですが
写真中央、横長の隙間がわかりますか?


   ↓ ↓


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空気の流れる道です。
ここを通って一階の壁から2階の壁へ空気は上がります。




【断熱の連続】

熱橋(ねっきょう・ヒートブリッジ)という言葉をご存知ですか?
断熱気密性が高くなるほど注意しなければなりません。断熱材を貫通した釘や金物をそのままにしておくと外の冷たさを内側に伝えてしまい壁内で結露を生じさせてしまいます。
断熱材どおしの突合せ部分も同様で、いい加減な突合せと気密テープくらいでは断熱の連続性は全く保たれません。


写真中央に写っている白いクリーム状の塊・・・・
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   ↓ ↓


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これは現場発泡の断熱材。飛び出した釘を覆っています。
熱橋となり得る場所は必ずこうして断熱被覆します。





床下地材は杉の15㎜
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この上に石膏ボード@12.5㎜+ヒノキの無垢フローリング@15㎜
3重構造です。



その他、コンクリ一体打ちの基礎、国産無垢の構造材、収縮に対応する金物、断熱の連続、気密確保のためのオリジナル仕様、調湿性の高い建材利用、そしてPACシステム部材など、見どころは多くあります。是非現場にてご確認ください。

6月10日(日)さいたま市にて建築現場見学会開催
http://www.passive.co.jp/information/event.html#event04
※他日程で個別見学も可能です。担当までご相談ください。



今日の大工の一言
「夏は涼しいし冬は暖かい。いい家だからたくさんの人に見てもらえるといいですね」

2012年5月19日 (土)

仙台の家づくりセミナー

明日(5月20日)は仙台で家づくりセミナーです。

セミナー開催のきっかけは、昨年の震災によって家を失われ仮住まいをされている方からの一通のお葉書でした。
それまで家を建てることなど予想もされてなかったそうですが、何か少しでも・・とモデルハウスを見て回られたそうです。
「でも私にはピンときませんでした。そんな時図書館で『やっと出会えた本物の家』を読み、私の望んでいる家だ・・と思い嬉しくなりました」と書かれていました。

私たちが仙台に行くことで何かお役に立つのなら、お一人でもお二人でも話を聞いて下さる方がいらっしゃるのならセミナーをしよう、と2ヶ月前に実施を決めました。

本のタイトル『やっと出会えた本物の家』は、実際にPAC住宅にお住まいの方から頂いた言葉です。そうした方々の思いと共に、明日は私たちの家づくりをお伝えしてきます。
行ってきます。


健康住宅セミナー(仙台)
http://www.passive.co.jp/information/event.html#event03

2012年5月11日 (金)

土地探し&中古物件探しをサポート

初夏の風が心地よく爽やかな陽気です。

土地を買って家を建てたい
中古物件を買ってリフォームしたい

そんな方へ「土地探しからサポートします」のページをHPにアップしました。
http://www.passive.co.jp/land/index.html



clipスマートハウスについて
太陽光パネルや蓄電池とあわせ効率良くエネルギーを制御、見える化したスマートハウス。
省エネ、節エネ、創エネのための技術開発は大いに結構、少しでも普及活動に貢献したいと思います。
ただ、TVや新聞のコマーシャルを見る度思うのは、断熱の厚さや、設備機器だけでなく、日本の気候風土に順応でき、永く住み継いでいける構造や在りかたが前提のスマートハウスであって欲しい、と強く思うこのごろ、です。

2012年5月 5日 (土)

無垢フローリングと結露

藤が綺麗な季節です。
藤と言えば幼少の頃・・・・実家の庭にあった藤の花を折って「舞妓さん~」なんて髪につけて遊んでいたら、「お前か!どうも最近減ってる様な気がしたんだ!」と、父にものすごく怒られたことを思い出しました・・



さて、先日、築8年になる川崎の入居者Sさん宅を訪ねました。ご家族5人が二世帯で暮らされているお宅です。そこで非常に興味深いお話を聞きました。
Sさんのお宅の床は一階がクリ、二階がサワラ。もちろん無垢のフローリングです。
一階はダイニングテーブルやソファーもあり、出入りの頻度も高いので傷になりにくく強いものを、二階はプライベートな空間でもあるので優しさを優先して選ばれた素材です。
壁と天井は漆喰です。


3年前、Sさん宅にワンちゃん(フラットコーテッド・レトリーバー)がやってきました。

一階には共有のダイニングキッチンやリビング、ご両親の畳の寝室があり、またそこで裁縫道具を出すことも多いことなどから、階段を上がったところにドックフェンスを設け、お散歩の時以外ワンちゃんの居場所は2階に限定されたそうです。

ただ2階の床はサワラ。すぐに傷だらけになってしまったため、Sさんがコルクタイルを購入され床全面に敷き詰めたところ、室内に異変が起こったそうです。

何が起こったと思いますか?


窓の結露です。


吸放湿していた床を呼吸できない材料で覆ってしまったため、行き場のなくなった水蒸気が窓に結露を生じさせたのです。

『無垢のフローリングがこんなに呼吸していると思わなかった。建築の時、犬を飼うことを想定していなかったから』とSさん。

このお宅の壁と天井は漆喰、現わしの無垢の化粧柱や梁もあります。吸放湿している表面積は相当あるにもかかわらずこれだけ顕著に現れるのですね。
いかに一つ一つの材料が複合的に作用し合って、室内の環境を平準化してくれているかがとてもよくわかるエピソードです。
私たちが声を大にして、内装下地や内装仕上げ材に吸放湿性を、透湿性を、といい続けている理由の一つです。



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久しぶりにお話させて頂いたご主人は、8年前と変わらず優しくて誠実で熱い方でした。




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私たちが到着するとすぐにお出かけになられたおじいちゃま、おばあちゃま、長女のHちゃん。
「おじいちゃん、行くよ♪」 
「はいはい♪」

打ち合わせのために気を使ってくださったのでしょう。ありがとうございました。


二世帯住宅の間取り(事例1)でSさんの間取りをご紹介しています
http://www.passive.co.jp/two/index.html


窓の結露について
http://www.passive.co.jp/live/question/colum01.html

※但し、窓の結露は見えるし、拭けば一時的には解消されます。
建築で重要なのは壁の中や小屋空間など躯体内の湿気対策です。
施工中雨に濡れても水を含まない断熱材、断熱材を貫通する配管や金物周辺の熱橋被覆と気密の確保、気密施工を確保しつつ構造材を流れる空気に触れさせる、躯体内の要所に用いる吸放湿性能のある建材など、長い実績の中で構築してきたPAC独自の技術を是非建築現場でご確認下さい。

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